すもう

11/13

琴絵さんと「大相撲十一月場所」へ行ってきました！
一度生で観てみたい！という願望の為だけに、知識も下調べもなく（本当に後悔している）国際センターに足を踏み入れました。大相撲界のしきたりとか会場でのマナーとかルールとか技とか取り組み表の見方とか、一つくらい予習しとくのが礼儀だろ！と深く反省しました。でも琴絵さんが全て知っていたので遠慮なくききまくりました。琴絵さんの大相撲好きっぷりにはもう正直たまげました。同年代の女子で、これほどまで大相撲を愛しておられる方を、私は見たことがない。私も負けじと真剣に取り組みを観ました。

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東の花道の脇の席で思いの外いい席でした(20列目と書いてあったので相当遠いんだと思ってた)！花道で控えている力士を半径１ｍ以内に感じました。お付きの人が両手に手袋みたいな、版画のバレンの布バージョンみたいなのをつけて、力士の背中をものすごい勢いでごしごし擦っていました。感奮摩擦みたいな。力士は声を出して気合いを入れたり、客席の土台の柱をつかんで、ぐっ、ぐっと押してみたり、いろんなリラックスの方法があるんですね。

土俵では身のこなしが軽く素早い行司や呼び出しが沢山交代されていてそれにも驚きました。それと、行司が木村って苗字の人が多くね？と思ってたんですが、後日、木村を襲名していくものなのだと知って納得しました。行司の足元の変化は琴絵さんに言われるまで全く気づきませんでした。位が上になるにつれて、裸足、足袋、わらじ、という具合でした。軍配もだんだん豪華になっていく感じがしました（どれもぴっかぴか）。

土俵も立派で、当たり前ですが固いので、力士が軽く転んだだけでも痛そうで、土俵の角にあたって転ぶとかかなり痛いと思います。テーピングしてる方が多かったのも納得。まわしだけですもんね、そら怪我もしますよ。そして土俵の上の屋根が、浮いているじゃないですか。あれを考えた人はただ者じゃないなあと、本物を目の前にして実感しました。柱大好き日本人が柱を全部取っ払った！しかも屋根浮かした！どんだけ大胆な発想なの！カメラを忘れてがっかりしていた私ですが、あんまり上手く撮れない携帯のカメラででもいいからこれだけは、と思わず撮りました。

それからちょっとお手洗いに行ったついでにお土産を物色してたら、力士がふっつーに玄関から入ってくるんですね。警備の方が道を作るように指示されてて、その入ってこられるタイミングがいまいちわからず、早く戻りたいのにしばらく入り待ちの群れにまぎれこんでいました。入口裏とかにないのかな？まだ力士の顔と名前がわかっていなかったので、スターだったのかそうでもなかったのかよくわかりませんでした。スターなんかふつう通路ですれ違わないよなあ・・・しかしここは大相撲界だしなあ。花道も一般客通っていいのにも驚きました(私は通らなかったけど)。自由だ。

取組以外の驚きが多すぎて長くなった。
やっと取組について。

勝負は一瞬にして決まってしまうんですね！１、２分となると結構長い方。やっぱりまわしをつかむって重要！押したり引いたり土俵際での勝負が決まる瞬間なんかは息を呑む緊張感。そしてあの肉感・・・！こんなに堂々と裸に近い人体を見つめられる機会、めったにない！多分興奮する場所を間違っていると思う、でもこの目に焼き付けて帰りたい・・・！そんな感じでおしりも太ももも、ふくらはぎも乳も腹も腕も頭も、すべて見つめました。琴欧州は結構細かった。そんなに肉ついてない。でも手足長いし、強い。雅山だったかな乳が立派！ふくらはぎの形も様々で、ぱんぱんの人もおれば、ほっそりの人、そう、上半身にはたっぷりお肉がついているのに下半身は意外とスッキリ、って方もおられました。私はこの体系が好きだ。そして髪の毛と量まげのボリューム。「大銀杏」と呼ばれるあの髷の形の美しさ！人の髪ってあんなに鋭角になるんだ…！上から見下ろせて見れて感動。

ああ今思い返すとたくさんの発見が。また観たくなってきた。今度は国技館で観てみたい。もう一度福岡ででもいい。今まで漫然と観ていたテレビ中継の相撲への目が変わりました。開眼。ありがとう琴絵さん！