ゲド戦記をみた

酷評ばかりきいていたので、どんな酷いもんかと思ってたらそうでもなかった。むしろもえた。

結論から言うと、ジブリでやらなきゃよかったのにね！って感じでした。悪いって意味じゃないです。やりたいことや方向性は何となくわかった、がジブリでやるにはハードすぎる。夢や希望がいっぱい！よりもリアルがほしいんだよ、みたいな。わからんでもない。ぶっちゃけ全体的に暗いし、アレンも暗いし、所々ホラーだし、なんか勝手な想像だけどファザコンなんじゃろーなあ…って思いました。自分の感覚と近いものを感じました。萌えどころとか(勝手に)。

途中から見たんですが、無駄が多かったり間延びして感じられるのはあるかなあ。編集力の問題かなぁ。作画は酷いって他人から聞いていたんですが、いや全然上手かったと思います。あんなに描けんわ。どこか忘れたけど、あるシーンのアレンの横顔が垂涎ものでした。あれはよかった。顔に皺とかガンガン入れてたのがジブリっぽくなくて受付けない人は受付けなかったんじゃないかしら。だから、作画も何も変えて、もうジブリから独立するなり、他の制作会社に入るなりしてやりたいようにやれば、コアな層にはうける可能性があるんじゃないかと思いました。残念だったのは、心に残るひとこと・名台詞がなかったことかな。「あの子を解き放て！あの子は人間だぞ！」みたいな、「目が、目がー！」みたいな、みんなが真似したくなる、一度聞いたら頭から離れない名台詞がなかったなぁ。唄はよかったけどねえ。

って言いたい放題でごめんなさい！面白かったです。また近いうちに改めて観て見たいと思います。
その他思ったこと
・岡田君の声かっこよかった
・ウサギが香川照之さんだった！
・主人公がやる気を出したのが話終わる20分前くらいだった（笑）
・子供たちの心の傷にならないことを祈る（オマツリ男爵と秘密の島並みに）
・いちいちアレンがうけうけしい（もえる）
・終始あまりアレンは動かないのに話は進むし解決に向かっていった（指輪物語のフロドみたい）

以下は私事

あー今日はバイト先の空気に耐えられなかった。このどうしようもない気持ちをBL本で埋めよう！とまた中村明日美子衝動買いして帰った。あと、渡辺ペコの「ラウンダバウト」、表紙買いしたら当たりだった！むちゃくちゃかわいい、笑える、共感できる、おかげで元気になった！ありがとう！こんなかわいい漫画描く人だったとは。続きも買う買う、買っちゃうよ。

そうそれで明日もバイトなのがつらい。仕事内容じゃなくてあの空気の中で何も知らない振りをして過ごすのが無理。嘘とかつけないから、顔に出るから。多分今日ので同僚には感づかれたから。もー上司の他人に言えない悩み全部知っていて且つ、応援しているとか他の人たちに知れたら大変だよ、子供だからって許してもらえないよ。ぎえーだれかたすけて。かといって、上司を止めるのは無理ですし、止めたところで止まらないのはわかってますし、絶対幸せな未来はないでしょうが、どうせ不幸な思いするんだったら限界まで幸せ気分を味わってからにしたらいいんじゃないかしらとか、他人事かよ！本人には言わないけど、そう思っているのかしら私(自分でもわからん)。そういう考えじゃないと応援する形にはならないよねえ。つーか私は応援したいんじゃなくて、話聞いてあげたかっただけなんですけど、結果応援する形になったよね…いかんよねえ…。ああ息苦しいー後ろめたいーでも言えないー口が裂けても同僚にはいえないー。もうギスギスしてんじゃないよ！みんな仲良くやろーぜ！つーかもう私に助言求められてもナイスな回答は出てこないから！人生経験少なすぎるし世間しらずの箱入り娘だから！私の間違った一言でえらいことになっても責任とれませんから！と結局自分の身が一番大切なのでした。ああやな奴でごめんな！でも同僚から疑われたり信用されなくなったり悲しませたり嫌われたりとかも嫌だし上司からの信頼なくすのも嫌だしどうしたらよいのやら。うーんこ！

嘘つくの上手くなりたいなあ、演技力ほしいなあー目指せ女優だよ。心に仮面を被るのよ。あああ考えごとって一気にいくつもかさなるよねえ。大変なこととか。食料も冷蔵庫にたっぷりあるときに限って実家からもりもり送ってくるよね。あああ。

日曜日は友達とドライブか岩盤浴か海だからそこで発散しよう。そうしよう。